セルフ給油システム・周辺機器　販売・施工
和田商事株式会社

　ご承知のことと思うが、このコラムは油業報知新聞の「中部版」に掲載される前に、私の会社が運営するホームページに一足早く掲載される。2004年9月に、制作費ゼロ円で立ち上げた時には、“こんなちゃちなホームページ、だれが見てくれることやら”と思っていたのだが、時々「コラム、いつも楽しみにしています」などという励ましのメールをいただくと、やっぱり続けていることが大切なのだなと思う。ホームページを作る時、コンピューター関連会社に勤める知人にアドバイスを求めたのだが、彼はこんなことを教えてくれた。

　「ホームページを作ろうということになると、大抵の会社は金をかけてカッコイイものを作ろうとするんです。アニメーションなんか使ったりしてね。でも、どんなりっぱなホームページを作っても、内容が更新されないとすぐに飽きられます。逆に、どんなにちゃちなものでも、内容が定期的に更新されていれば、見てもらえるんですよ」─。

　以来、この言葉を念頭に置いて、下手なコラムをせっせと書き、更新させてきた。その甲斐あってか、前述のように見知らぬ読者からメールをいただいたり、本来の目的であるセルフシステムの販売につながったりするようにもなった。それにしても、よくこんなホームページを見つけ出せたものだなと感心していたのだが、実は初めから私のホームページを検索したのではなく、他のホームページのリンク先として知ったということであった。

　例えば、広島県呉市のガソリンスタンド経営者である神垣和典氏が運営する、ガソリンスタンド業界ではつとに知られた業界掲示板「st31」。アクセンス件数が百万件を突破した、業界でも群を抜くウェブサイトである。業界の苦労話、自慢話、笑い話、うわさ話、ナイショ話など、とにかく豊富な情報量で楽しめる。一日の始まりは、まず「st31」の掲示板を見てから、というスタンド経営者は少なくないだろう。かく言う私も、その一人である。

　中央石油販売事業協同組合、略してCOCのホームページにも、いつの間にか(笑)リンクされていた。1990年に設立以来、常に業界のオピニオンリーダーとして存在感を示してきたCOCは、当初は“無印・安売りのアウトサイダー集団”などと揶揄されてきたが、いまでは45社250ヶ所のガソリンスタンドが所属する組織に発展した。

　COC事務局の責任者・関 匡氏は、自らブログ「独立系GS」を運営しているが、その洞察力と分析力は第一級である。関氏は、油業報知新聞にも、毎週月曜日にコラムを掲載しているが、こちらも毎回非常に興味深い内容である。しかし、これを読むと、金曜日の私のコラムのいい加減さが一層際立ってしまうので、少々複雑な心境ではある。

　油業報知新聞社もホームページを運営している。最近、｢今週のコラム｣というコーナーが新たに設けられ、クリックしてみたら、何と自分のコラムだった。紙上に掲載したものをホームページにも掲載するという、これぞまさに原稿のリサイクル。それほど利用価値のあるコラムとも思えんが…。

　とにかく、せっかくリンク集の中に加えていただいたからには、今後も定期的な更新をしてゆかねばと責任を感じている。ガソリンスタンド業界において、一人でも多くの人にローコストセルフの必要性について考えてもらう機会となれば幸いである。そして、当社のセルフシステムを導入していただければ、なお幸いである。ご用命、お待ちしておりまーす!