セルフ給油システム・周辺機器 販売・施工
和田商事株式会社

セルフ雑記帳

和田 信治

vol.338『月曜日から日曜日まで』

オピニオン

2010-12-20

 新しい年を迎える準備…なんて何もしない私だが、いや応なくせねばならぬ唯一の作業が、自宅や会社のカレンダーをかけかえる事である。私の愛用するカレンダーは、絵や写真などのない、スケジュールが書き込める機能性重視のもの。最近は、ウェブサイトから無料でダウンロードできるのだが、カレンダーはやはり12枚がスパイラルリングなどで閉じられたちゃんとしたやつを、毎年「ロフト」あたりで買うことにしている。

 しかし、わざわざカレンダーを買わねばならない本当の理由は、「月曜始まり」のカレンダーが欲しいからなのだ。そもそも、なぜ日本における一週間が日曜日から始まるのかわからない。事実、土・日をセットにして「週末」というではないか。私は左端が月曜日から始まるカレンダーでないと気持ちが悪い性分なのである。

 火曜日から木曜日のあいだに、周辺価格をにらみながらの価格改定をしたり、週末までの購入の段取りをつけたり、システムに不具合が見つかればメンテナンスをしたり、 “本業”のセルフ改造工事の案件があれば打ち合わせをしたり…こうやって書くと結構忙しそうにしているように見えるが、まあ、まったりと過ごしてマス。木曜日の昼過ぎあたりには、“天の声”エクソン・モービルの土曜日から始まる向こう一週間の外販価格情報が入ってくるので忘れずにチェック。

 そして金曜日は、取引先数社からの業転価格の見積りがFAXで送られてくる。最近、名古屋9号地大手タンク筋が発表をじらしにじらすため、昼になっても一件も送られてこないことがしばしばあり、イライラさせられる。値決めも配送もすべて元売の言うがまま、任せきりにしている系列店のみなさんは楽でいいな…。とにかく、大方出揃ったところで、各油種混載した総額が一番安いところへ週末のオーダーを入れ、代金の支払いの手はずをして一息つく。あとは週末の売上げが期待通り伸びてくれるのを祈るだけだ。

 しかし、ほっとしたのも束の間、週末に周辺の価格が下がり出す場合があるので、気をつけていなければならない。ガソリンスタンド、とりわけ現金セルフはどこまで行っても価格が唯一のアピールポイントなので、迅速に対抗しなければならない。それにしても、やはり売れていないのだろうか、せっかく月曜日に値上げしても、金曜日の夕方ごろからズルズルと値下げする傾向がこの数ヶ月幾度も見られた。少しばかり下げたところで、そんなに売上げが伸びるはずもないのだが…。

 日曜日は原則、スタンドには行かずに、本社兼自宅で過ごすことにしている。とはいえ、店内カメラの映像をパソコンで見ながら、新聞読んだり、ブランチしたりで、休日してるという実感はあまりない。GS経営者の悲しい性ですな。おっと、日曜日には大事な仕事があったのだ。このコラムを夕方ぐらいから書き始め、月曜日中にはホームページにアップさせないと。今年はこの号が最後で、次回は1月3日に掲載させていただく予定です。「今週の」日曜日はのんびりできそうだな。では良いお年を…。

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